B-6

さふのB-6です。備忘録(びーぼうろく)と読みます。肩に力を入れすぎて燃え尽きないように、ちまちまやろうと思います。

小林賢太郎TV 10

ラーメンズが好きだ。小林賢太郎が、片桐仁が好きだ。とは言ってもそんな歴の長いファンではないのだが……。カジャラ #1には足を運んだ。

 

小林賢太郎TV #10を見た。

 

ラーメンズ時代のコントはほとんど観た自分としては、少し悲しくなった。

もちろん、最終回のような演出でもう続かないんじゃないか?という悲しみもあったが、私が言いたいのはそこではない。

 

とりあえず、最初から振り返ろう……と思ったが、録画を忘れてしまったので飛び飛びだし色々忘れたり勘違いもあると思うので大目に見てください。

 

一旦公開して読み返したんですけどひどい文章なのであんまりまともに読まないでください。恥ずかしい……。

 

まずはオープニング、まさかの主題歌がノーナリーヴス。思わず叫んでしまった。『Paper Runner』の『New Soul』がノーナで一番好きな曲だけに、このコラボレーションは嬉しい。この曲は初めて聴いたんだけど、新曲?書き下ろしだろうか。ノーナはもっとカラオケに曲を増やしてください。

 

『投道』。『日本の形』っぽい、ない世界観を突き通す感じのコント。NHKっぽいテロップに本気を感じた。至る所にツッコミどころがありながら、それを放置して進行していく雰囲気が非常に好きだ。Twitterにも触れている方がいらっしゃったが、『アラウンド・ザ・ワールド』『リバース』は『イモムシ』のセルフオマージュだろうか。前々回の #8でも『桶屋がボーカル』のようなセルフオマージュっぽいやつが登場するので、ファンサービスの一環だと思ってこの時は嬉しくなったのだが、今回の小林賢太郎TVはちょっとセルフオマージュやファンサービスと思うにはすこし違和感の残るシーンが多かった。

 

さて、『小林賢太郎 × 大泉洋

ここが一番辛かった。コントの台本を執筆している小林の所に、大泉がテレビで見た都市伝説めいた話をしに来るというストーリーなのだが、

この大泉洋片桐仁にそっくりなのだ。演技もそうだし、セリフまわしがいかにも『不透明な会話』だ。セルフオマージュというには、少しやり過ぎだ。ギリジンが喋ったセリフっぽいことを、大泉洋ギリジンっぽく演じている。「だよなぁ〜」みたいなセリフは『スーパージョッキー』の片桐を彷彿とさせた。なんだか、「誰がやってもいい」と言われてるような(完全に被害妄想だが)気もしてしまい、少し悲しくなった。

『②』は、小林がバニーボーイっぽい。というか、小林はよくこういう感じの演技をするよね、という印象。「○○ってあるじゃん」「ない」もラーメンズでよく見た掛け合い。昔の気に入った言い回しを使い回すのが好きなのか、はたまた気付かず使いまわしてしまったのか、ラーメンズ好きな自分としては前者であると信じたいが、なんだか後者のような気もしてしまう。ちょっと前者だと断言しきれないような危うい感じが、今回の小林賢太郎TVからは感じられた。(個人の感想です)

 

もちろん、もちろんだが、大泉洋にもコバケンにもギリジンにも誰にも罪はないし、悪いとも思わない。三人とも大好きだし。

 

『サラリーマン × エンターティナー』『えどのかみがたらくご』

前者は、が〜まるちょばテツandトモも参加する豪華なコント。後者は、柳家三三氏の語りと静止画の落語。

 

なんというか改めて感じたのが、小林賢太郎TVのコントって、設定とか世界観は面白いのだが、肝心の話はそんなに意外性もなく、出オチ感が強い。一つのテーマがずっと続いたまま最後まで進行して、特にそれがダジャレがテーマだったりすると、タイトルの段階で設定が読めてしまってちょっと冷めてしまう。「かみがた落語って言って髪型の話すんじゃないの?」と思ったらドンピシャだった……。

 

思い出補正がかかってるかもしれないが、ラーメンズ時代のコントって「大どんでん返し」とか「衝撃のラスト」が多くなかっただろうか。そういうものが印象に残りやすいだけかもしれない(『採集』とか『超能力』など、暗転した後に客が遅れてリアクションを取るようなやつ。大好き。)けど、小林賢太郎TVではあんまりそういうのを見かけないような気がする。最近そういうのはやらなくなったのかな。

 

小林賢太郎 × KREVA

いい話のやつ。最後照明を浴びながら二人で光の方を向くシーン、すごく演劇的。小林賢太郎は舞台にいるってことなのかな。笑いどころが少ない話なので、本当に演劇を見ている感じだった。KREVAさん、演技がすごく自然。

ただ、ちょっぴり残念だったのは、言葉遊びを好むコバケンとラッパーのKREVAのタッグだったのに、ラップの部分があんまり硬くなかったところ。「おお!○○と△△で踏むか!」みたいな驚きを期待してしまっていた。

 

ぜんっぜん関係ない話をするのですけど、バッドナイスの常田さんってKREVAさんに影響受けてません?ラップの感じ。ラッパーはみんなこうだったらすみません。なんでもないです。

 

そして、小林賢太郎の真実に迫る!的VTR。一番最初に封筒からお題を取り出すシーンの段階で小林が芝居がかってたので、メタ的なコントで進行するというのはすぐに理解できた。だけどさぁ〜〜……従来の素の小林賢太郎に密着するVTRのほうが見たかったよ……。あと、映像技法とか小道具を駆使して頑張る姿も見たかった。普段は謎めいて素の自分を滅多に見せない小林賢太郎の等身大が見れるコーナーで好きだったのに、今回はそれがなくて残念。

 

まとめると、今回の小林賢太郎TVはあまり楽しめなかった。それは、自分の望んでいたものを得られなかっただけかもしれない。でも、これからも小林賢太郎小林賢太郎TVもラーメンズも大好きだし、来年#11をやるなら当然観る。

 

なんか、もやもやしたままだけど、ここで終わりにします。

あと、久ヶ沢さんもっと出して!!